2023-07-01女性委員会
令和5年4月8日(土)「ソーネOZONE」にて、オリエンテーション・4月委員会・施設見学会が開催されました。 新型コロナウイルス感染症の位置付けが警戒領域に移行され、
4年ぶりに女性委員会らしいごちゃまぜのリアル参加、 生活感あふれる意見交換が可能となりました。 オリエンテーションでは、昨年度活動報告と今年度活動計画が話し合われました。
報告は、毎月委員会報告、「不安定社会における住まいまちづくり」「居住支援と地域福祉」 等の研修事業報告、「すまいのえほんワークショップ」一般市民向け(住育)事業報告、
その他、東海北陸ブロック会女性建築士協議会、全国女性建築士連絡協議会等報告、 事業収支報告がありました。 コロナ禍でもオンラインで活発に活動・発信を続け、その努力の評価は、
活動に共感した男性が正式に委員として加わられたことによく表れていました。 また、全体的な活動テーマ・関心が、「住まい」をつくる→「住まい方」へ、
個々の住まい方を豊かに支える「まち」のあり方へ、と移り変わってきているように感じました。 地域社会を支える地域包括ケアの現状は、医療福祉サービスの連携は進み、
サービスの利用はしやすくなりましたが、利用者の生活景からは、
心が満たされるような美観や心の拠り所となるような場等は不足しているのではないかと疑問が残ります。
この残された課題に建築士が関わることで地域包括ケアは完成すると思われるため、
今後の活躍が期待されます。 ところで、今回、会場としてお借りした「ソーネOZONE」は、 社会福祉法人共生福祉会、NPO法人わっぱの会が、
愛知県住宅供給公社「大曽根住宅」1階スーパー跡を再生・運営 されている「地域総合交流拠点」です。 同法人の斎藤代表により、法人の目的「差別や社会的排除をなくし、
共に働き、共にくらす地域社会をつくること」、事業コンセプト、
仕組みや運営状況等の説明と施設見学案内をしていただきました。
また、ここを拠点として、増大する多様な課題を一気に解決するため、
団地の空き家再生と併せて地域社会再創造事業にも取り組まれ、
その事業は、国土交通省「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」に選定され、
多世代共生の住まい方のモデルとして深化することを期待されています。 このたびの参加で得られた気づきの多くは、今後の委員会活動に生かされていくものと思われます。
集合写真
施設見学の様子