2021-09-21女性委員会
建築士会東海北陸ブロック会女性建築士協議会令和3年度前期定例会議 報告 近藤美夏
6月26日(土)に東海北陸ブロック会女性建築士協議会令和3年度定例会議(前期三重会議)が開催されました。
全体で25名、愛知からは5名の参加がありました。
今回も新型コロナウイルス感染症の影響により、Zoomを用いたWeb会議で行なわれました。
愛知県の参加者は皆個々に自宅や事務所などから参加していましたが、
他県では県ごとに会場に集まって参加されているところもありました。
それぞれが県をまたぐことなく参加しやすい環境で集まれたことに意義があると思いました。
運営委員は事前にメールにて資料を受け取り、
前半の報告事項・審議事項に関しては書面表決書・報告事項質疑書を 提出する形としたことによって時間が短くできるよう調整されていました。
書面表決ではありましたが、当日の画面を通しての挙手での再確認もあり、
会議の一体感も感じられました。
後半の協議事項に多くの時間を割くことができたので、各県の活動予定を参考にし、
今後の女性建築士協議会の運営に関わる話し合いをする良い機会となりました。
Web会議も3回目となり、実際に会って意見交換できないもどかしさがある反面、
全員の顔が一目で確認できたり資料をすぐに共有できる利点もあるという意見や、
これまで 移動に費やしていた時間や費用を他の活動に充てることができるという利点も大きいという意見も多く聞かれました。
私はオブザーバーという立場で、ブロック会議とは何を話し合うのかあまり予備知識がなく新鮮な気持ちで参加しました。
東海北陸ブロックという単位で話し合いを重ねるということは、
近県の成功例や取り組まれている内容の多様性から学ぶことが多いと感じました。
また、全国組織である日本建築士会連合会や全国女性建築士連絡協議会(全建女)で長年深めている「防災」や「和の空間」などのテーマと、各県の女性委員会の活動を橋渡しする役目を果たしているような感じもしました。
毎年、各県が持ち回りで会議を開催したり、ブロック大会を開催したりするための企画や準備は、
特に担当される県にとっては負担となりますが、それに向けてブロック全体でサポートしたり調整したりする様子も今回の会議に参加して知ることができました。
数年後には石川県で全建女が開催される予定があるということで、
そのサポートもブロックとして協力することが確認されました。
石川県で全建女が開催される頃には、新型コロナウイルスの治療薬が普及して安心してリアルに集まり、
顔を合わせての交流やすぐれた建築・伝統工芸を見学することができることを期待します。
それと同時に、感染症の影響がおさまっても併用でWeb会議の利便性を継続し、
多くの女性建築士が参加できるシステムになることも期待します。