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愛知建築士会の活動

第64回建築士会全国大会「あきた大会」に参加して 織田 喜代美

2023-01-10女性委員会

令和4年10月14日に第64回建築士会全国大会「あきた大会」が開催されました。  3年ぶりの現地開催となり、お祭りのような雰囲気の中、 9月にグランドオープンしたばかりのあきた芸術劇場ミルハスにて華々しく行われました。  ミルハスは新たな秋田の文化芸術の創造拠点として、秋田の魅力が詰まった施設となっており、

秋田杉がふんだんに使用されているほか、樺細工や川連漆器、

大館曲げわっぱなどの美しい伝統工芸品が随所にちりばめられていました。

 

   秋田杉を使ったホールの壁                                                                    曲げわっぱを使った装飾

 

 13日に秋田に到着し、14日に記念講演の対談で演題に上がる国際教養大学の

「美しすぎる図書館」を見学しました。  秋田杉と伝統技術を生かした傘型屋根の図書館は「本のコロセウム」をテーマに

「本と人との出会いの場となる劇場空間」として設計され、

足を踏み入れた瞬間に木の繊細な美しさと劇的な空間に圧倒されました。

 

大学内を散策途中、14日の対談者のモンテ・カセム氏とお話をしました。

しかし、当初は対談者の方とは気づかず、14日の舞台に見えるカセム氏を見て

「えっ、昨日お話しした人じゃない?」と興奮気味の愛建築士会女性会員でした。

その14日の対談は「秋田杉、そして建築の挑戦」と題して進められました。

設計者の仙田満氏の「子供の居場所をつくる」という考えの下、

「365日24時間開館」の図書館はコロナ禍でも学生の心の支えになりえたとモンテ・カセム氏は語っていました。

カセム氏の学生への愛情があふれた対談でした。

 15日午前中に行われたセッションでは、私は福祉まちづくり部会に参加しました。

愛知県では「医療従事者と建築士の連携」と題し、3年間に渡る活動の報告をしました。

建築技術教育普及センターの助成を受け、毎年1冊ずつ作成した冊子を各県の方々に配布し、

好評を得ました。また他県の方の試みをお聞きし、次への意欲になりました。

 

なまはげによる迫力ある太鼓演奏は素晴らしかったです。

生なまはげを初めて見ました!  秋田建築士会の皆様のご尽力に感謝し、

また来年静岡大会でも感動の大会が開かれることを期待しています。

 

 

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