2023-01-11女性委員会
昨年11 ⽉22 ⽇(⽕)に、「豊橋まちなか⾒学会」として、⽔上ビル、穂の国とよはし芸術劇場プラット、
人蔘湯、まちなか図書館を⾒学させていただきました(参加者19 名)。
お昼を挟んで10 時から15時半まで、いくつかの施設ではバックヤードも⾒せていただき、みっちり研修しました。 豊橋には何度もうかがっていますが、まちなか図書館以外ははじめてでした。以前から気になっていた「⽔上ビル」は、
午前にレクチャー、午後に⾒学と、頭と体の両⾯から体験させていただきました。
黒野有一郎さんによるレクチャー
⽔上ビル育ちで、商店街理事⻑として⽔上ビルの活性化に取り組む⿊野有⼀郎さん(豊橋⽀部)のお話や案内により、
川の上に建つビルの不思議さ、表も裏も道路がある⾯⽩さ、1階に店舗、2・3階に住居となる縦割りの構成や、
空き店舗対策や活性化の課題など、多くのことを学びました。
穂の国とよはし芸術劇場プラット
つぎに、芸術⽂化交流施設である「穂の国とよはし芸術劇場プラット」を⾒学させていただきました。 主ホール、アートスペース、創造活動室など、良質な芸術⽂化に⾝近に触れられるだけでなく、
市⺠が表現活動に打ち込み、そういった活動を育む雰囲気も感じられました。
主ホールでは舞台にも上がらせていただき、楽屋や搬⼊⼝などバックヤードも⾒せていただきました。
楽屋の⼊⼝上部に暖簾を掛ける⾦物が出ていて、劇場あるある、も知ることができました。
人蔘湯
「人蔘湯」は、2020年9⽉に閉店し、約半年後に体制を新たにリニューアルした銭湯です。
外観は看板建築のレトロでかわいいデザイン、浴室内部には⼭並みと⽔辺の景⾊が描かれたタイル画が印象的なザ・まちの銭湯でした。
釜場も特別に⾒せていただいて、お湯に浸かれなかったことだけが残念でなりません。
なお、内装⼯事には⿊野さんが協⼒参加しているそうです。
まちなか図書館の外にて集合写真
最後に、約1年前にオープンしたばかりの「まちなか図書館」を、公募で選ばれた館⻑(元NHK 職員)に案内いただきました。
中⼼市街地の魅⼒を⾼める新たなにぎわいの拠点とするために整備された図書館で、
いままでの図書館とは違った雰囲気や活動を展開されています。
ディレクターという仕事と図書館⻑の仕事はつながっていて、情報を整理して提供することが共通している、
という館⻑のお⾔葉が印象に残っています。 お昼を含めて5時間半でしたが、中⾝の濃い研修でした。
全てに同⾏いただいた⿊野さんは、単体の建物の設計だけでなく、まちづくりにもかかわり、
商店街理事⻑も務めるなど、地域を盛り上げる建築⼠であり、その存在はとても⼤きく感じました。
⾊々な地域に課題はあっても、建築⼠のかかわり⽅で未来がひらけるような気がして、
今回の研修を通して、今後の励みや⽬標ができたように感じます。