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愛知建築士会の活動

バリアフリー特別部会 講演会報告 「ホテルにおけるインクルーシブデザインの需要 東横インにおけるユニバーサルデザインハートフルルームへの取り組み」

2024-06-25まちづくり委員会

バリアフリー特別部会 講演会報告 「ホテルにおけるインクルーシブデザインの需要 東横インにおけるユニバーサルデザインハートフルルームへの取り組み」

開催日時:2024年6月7日(金)18時30分~

開催場所:愛知建築士会会議室及びオンライン(Zoom)併用

講  師:加藤敏子氏

     株式会社東横インホテル企画開発 取締役・株式会社東横イン電建 常務取締役

 

東横インでは、2006年に起きた事件をきっかけに、社外から車いすユーザーの一級建築士やバリアフリーに精通した専門家の方、社内から選抜したメンバーで「ユニバーサルデザイン対応化委員会」を設置。委員会では、なぜ事件が起きたのかを分析し、ハード面だけでなくソフト面についても意識改革を行うこととしたそうです。

ハード面では、病院や施設のような印象となってしまうトイレ・洗面と浴室を分離して別室とすることで違和感のない雰囲気を作り、洗面台やユニットバスについてはオリジナル商品を開発し、限られた空間の中でなるべく動きやすいよう工夫がされています。

また、特徴の異なる2種類のベッドを常置し、ベッド周囲に空間を取ることで介助者も動きやすくなっています。

更に、通常1スパンを2分割して2部屋作成しているところを1スパン1部屋としてレイアウトするため、既存店舗でも改築しやすいプランとなっています。

ソフト面では、従前のバリアフリールームと、委員会が考案したバリアフリーデザインルーム。と呼び名を使い分けていましたが、お客様にとってはわかりにくいだけなので両者まとめて「ハートフルルーム」と呼ぶことにしました。それにより、スタッフ側としても一般のお客様に対しても宿泊予約を取ることができるようになり、敬遠しがちなバリアフリールームも有効活用できるようになったそうです。

また、より適切にハートフルルームを必要としている方に泊まっていただけるよう、予約方法を工夫しているとのこと。

どうしても障害がある=特別に何かしなくては。と考えがちですが、障害は決して特別なことではなく、「すべてのお客様のため」を目標に、お客様ごとの特徴や状態に合わせたサービスを提供できるよう、お客様とのコミュニケーションを大切にされています。

現在もお客様の声などから課題点や問題点を洗い出し、一丸となって早期解決に向け改善を続けているそうです。

日々改善を続けるのは大変なことが多いと思いますが、「すべてのお客様のため」という目標に向かって努力されている姿は、とても素敵だな。と感じました。

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