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愛知建築士会の活動

東海北陸ブロック会前期定例(愛知)会議 令和4年度定例会議&講習会の報告     池田園子

2022-09-01女性委員会

東海北陸ブロック会女性建築士協議会 令和4年度前期定例(愛知)会議 令和4年度定例会議&講習会

「居住支援と地域福祉~care by the communityに向けて 建築にできることは何か~」の報告

 

 6月25日(土)、東海北陸ブロック会女性建築士協議会

令和4年度前期定例(愛知)会議がオンラインにて開催されました。 今回の開催県は愛知県でしたが、会場を設けず、スタッフが各自の場所で運営する完全オンラインの開催でした。 参加者は15名でした。会議は事前に配布された資料による事前承認等が行われ、

今後の運営に係る協議事項により多くの時間を割くことができました。

各県の活動計画発表を通して参考にしたいことも多く、勉強になりました。

 午後は「居住支援と地域福祉~care by the communityに向けて建築にできることは何か~」

というテーマで日本社会事業大学専門職大学院教授の井上由起子氏にお話しいただきました。

日程を東海北陸ブロック会女性建築士協議会の定例会議の日に合わせたことで

会議の続きで参加された方も多く、34人の参加をいただきました。  前半の時間は井上先生より高齢者の住まいについて、 日本での施設の形態変化の歴史から、様々な施設系・住宅系のサービスについて

事例をもとにご紹介いただきました。

また、居住支援とは何か?抱える問題についてもお話しいただきました。

それを踏まえ、今後考えるべき地域福祉について、

井上先生がご自分で運営されていた地域食堂など、

様々な事例を紹介しながらお話しいただきました。

社会参加できる福祉施設を地域で根付かせるためにはソフト面では地域住民の普通のニーズに応えていること、

環境面ではデザイン性が高いことが必要だというお話が印象的でした。  後半の時間は参加者をグループに分けて意見交換を行う時間としました。

私のグループは福祉施設で働いたことがあるという経験のある人が数名おり、

地域に開かれた福祉施設を運営するにあたり、仕掛けづくりの難しさ、

安全面の確保についての難しさが話題となりました。

視聴するだけでなく、参加者同士の意見交換により、より理解が深まった気がします。  高齢者が地域で孤立せず、その人らしい暮らし方をするために、

建築士がどんな仕掛けづくりができるか、どのような部分で貢献できるかを考える時間となりました。

 

 

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