国際連合におけるSDGsの採択やカーボンニュートラルの実現に向けた取組など、地球環境や社会・経済の持続性への意識が高まる中、木造建築物は「第2の森林」として注目されています。 しかし、非住宅建築物において、従来木造は、鉄骨造やRC造と比べてコスト高、強度や耐久性の不安、必要な空間の確保が難しいなどの理由で選択されにくかったことから、住宅の約3分の2が木造であるのに対して非住宅建築物の木造率は1割以下と低くなっています。 そこで、実際に木造で設計や建築を行い、木造・木質化における課題やメリット等を明確化することにより、非住宅建築物の木造・木質化を推進することを目的として、木造非住宅建築物設計・建築実証事業を実施します。